このページでは、皆様からよくご質問のある項目について、説明しています。今後も皆様からのご質問をもとに、随時FAQを充実させていきます。
Q1 一言で“印刷”と言いますが、どのような種類があるのですか?
Q2 印刷物において、どうやってフルカラーを再現しているのですか?
Q3 製版って何ですか?
Q4 CMYKとRGBはどう違うのですか?
Q5 線数って何ですか?
Q6 印刷に適さない紙質を教えてください。
Q7 新聞などの印刷物の余白はなぜ必要なのですか?
Q8 新聞の端がギザギザになっていたり、穴が開いているのはなぜですか?
Q9 データを持ち込みたいのですが、どのようなデータを受け付けていますか?
また、どのように入稿したらいいですか?
 
Q1.一言で“印刷”と言いますが、どのような種類があるのですか?
A1.印刷を大きな枠組みで分類すると、凸版、平版、凹版、孔版の4種類に加え、家庭用のインクジェットやレーザー式の印刷があります。
 当社の主業務である新聞の印刷は、平版印刷の一種で、ロール状に繋がった長い紙を使う輪転印刷を使っています。 輪転印刷は高速に同じものを大量に印刷することに適しています。輪転印刷も、通常の平版印刷も、オフセット印刷ともいわれています。
 その他の印刷を簡単に説明すると、凸版印刷は、昔ながらの活版印刷が進化した、版の凸部分にインキをつけて紙などに転写する印刷です。 凹版印刷は銅版に焼き付けた版の凹部分にインキを流して印刷する方法で、特に写真の再現性に優れています。 孔版印刷は細かいメッシュのスクリーンの版を使って印刷する方法で、紙以外の様々な素材に印刷することができます。
  
 
Q2.印刷物において、どうやってフルカラーを再現しているのですか?
A2.通常カラー印刷では、CMYKの4色、つまり藍色(シアン)、赤色(マゼンタ)、黄色(イエロー)、墨(ブラック)の 4色を網点で微妙にかけ合わせることでフルカラーを再現しています。CMYKの4色のことをプロセスカラーと呼びます。
 CMYKを使って再現できない色もあります。金銀、蛍光色は、特色といわれる特殊インキを使って表現します。
  
 
Q3.製版って何ですか?
A3.印刷に必要な、下図をもとにした型(版)を作る作業です。1色につき一つの版が必要となります。 モノクロの場合は1版、フルカラー印刷の場合は4版が必要になります。
  
 
Q4.CMYKとRGBはどう違うのですか?
A4.CMYKはQ2の通り、印刷におけるプロセスカラーです。それに対してRGBは赤(レッド)、緑(グリーン)、青(ブルー)の3色のことで、この3色は光の三原色と呼ばれています。
 コンピュータやテレビのディスプレイにおいて色を表現する場合は、このRGBを組み合わせてフルカラーを再現しています。デジタルカメラの写真データやプリント写真などを、 フルカラーで印刷を行う場合はCMYK4色に分解する必要があります。
  
 
Q5.線数って何ですか?
A5.CMYKの4色を使ったカラー印刷は、その4色の網点のかけ合わせによって様々な色を再現しています。 線数はその網点をつくるための目の細かさを表す単位で、1インチ四方の中にある線の本数で表現します。 この線数が多ければ多いほど、色を細かく表現できますが、あまり細か過ぎてもクリアに印刷できなくなります。 当社の新聞輪転では、用紙の紙質などにあわせて85線から175線までの範囲で、調節しています。
  
 
Q6.印刷に適さない紙質を教えてください。
A6.印刷はインキ(油+顔料)を使うため、油を弾く性質の紙や、撥水性の強い紙には印刷することができません。 そして吸油性の高い紙は、印刷した後にインキがにじんでしまう恐れがあるため、印刷に適していません。 また、印刷物の用途によって、特殊な紙質や加工などを提案しています。例えば屋外に貼るようなポスターなどは、 日の光によって退色する可能性があるため、耐光性に優れた紙やインキを使ったり、 雨にぬれても大丈夫なようにPPR加工を施す必要があります。
  
 
Q7.新聞などの印刷物の余白はなぜ必要なのですか?
A7.新聞はスピード重視のため、輪転機によって印刷します。輪転機を使う場合は、断裁加工を行わないために、印刷可能な面と紙のサイズとのギャップが余白として残ってしまいます。
 逆に余白のない印刷物は、あらかじめ印刷範囲を広めに取り、刷った後に必要サイズに断裁加工を施します。
  
 
Q8.新聞の端がギザギザになっていたり、穴が開いているのはなぜですか?
A8.スピードが要求される新聞印刷は、輪転機を使って印刷します。輪転機で印刷したロール紙は新聞の大きさに合わせるため、ノコギリ状のカッターで切る時にギザギザの一片ができます。 また切ったロール紙を分けて、二つ折りにする際に、紙の端を針で引っ掛けて行うので、紙の端に穴が開いているのです。
  
 
Q9.データを持ち込みたいのですが、どのようなデータを受け付けていますか?また、どのように入稿したらいいですか?
A9.あらゆる組版ソフトに対応するため、様々な設備を有しておりますので基本的にはどの組版ソフトで制作したデータでも受け入れ可能です。 また、組版前の制作途中のデータ(ワードデータなどの文字データのみ)でも受け入れ可能です。データの入稿はFD、MO、CD、DVD、メールやFTPなどに対応しています。 詳しくは営業担当にご相談ください。
  
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