新聞に使われているのはもちろん紙だけど、みんな紙の原料って何だか知ってる?新聞の原料は実は身近にある植物。植物の繊維(せんい)を水にひたしたものをうすくたいらにしてからみ合わせて作るんだ。その点では織物(おりもの)に似ているね。
ところで、紙といっても文字を書いたり印刷したりものをつつんだりとその種類は様々で、それぞれに特徴(とくちょう)があるんだ。一般的な印刷用紙は、印刷がはっきり見えるための工夫として適度なやわらかさを持っている。また、マンガなどの最初にある色のついたページを「グラビア」と呼ぶけど、あれは少し光沢(こうたく)のあるグラビア印刷用の紙を使用していて、表面がなめらかでインクの吸収性(きゅうしゅうせい)にすぐれているんだ。ほかにも、みんながお正月にもらうお年玉にはお札が含まれていると思うけど、お札は紙質が締まっているから強くて耐久性(たいきゅうせい)があるんだ。お金は色んな人に長い間使われるものだから、やぶれにくくないとダメなんだね。
みんなの身の回りでは、様々な種類の紙が、新聞をはじめとして様々な場面で活躍しているけれど、21世紀は、資源(しげん)の節約(せつやく)も大事なテーマ。なるべく紙をムダにしないで、大切に使うよう心がけよう。